MILANO snap

ガレリアヴィットリオエマヌエーレ2世(ドウオーモ北側にあるショッピングアーケード

ミラノはイタリアの今を知る商業とファッションの街だ。

その町の中心にそびえ立つドゥオーモはミラノのシンボル的存在となっている。1386年に着工されたこの巨大な聖堂は完成まで500年を費やしているそうだ。

その内部に入ると薄暗くしめった空気を感じる。しばらくして目が暗さに慣れてくると内部の巨大さに驚く。ずっと奥のほうに進むと見事なステンドグラスが現れてくる。

その一つ一つが意味を込めた絵になっているのだ。薄暗さの中でステンドグラスの鮮やかな色がひときわ美しく見える。

聖堂内には一般の多くの観光客はお断りの神聖な場所がある。

そこでは年老いた人が高僧の前に膝まづいて何か真剣な話をしている。そうだここは教会だ。人間誰しも悩みを抱えている。ここは悩み事を聖者に聞いてもらい生き方のアドバイスを受ける神聖な場所だったことにあらためて気づいた。

イタリアの街を観光するとイタリア人とキリスト教のつながりが非常に深く、その影響がいたるところに現れていることに気づかされる。

ドゥオーモ内部のステンドグラス

ミラノのシンボルであるドゥオーモ

ドゥオーモを出た広場から北側のスカラ座に向かうとガッレリーア、ヴィットーリオ、エマヌエーレ2世と呼ばれるショッピングアーケードがある。

有名ブランドショップとカフェが連なっていて先ほどのドウーモとは別世界の華やかさだ。ここではイタリア最新のファッションが見られる。

中央付近の鉄とガラスでできたドームは100年以上も前に作られたものらしいが今でも斬新な雰囲気が感じられる。

ここでもイタリアの古きよきTRADITIONと現代がうまくFUSIONされているなと妙に感心した。