スカイマン5(スカイマンレーシング)の発売

skyman5(skyman racing)を5月に紹介してから時間がたってしまいましたがいろいろと思考錯誤した結果、写真のような最終的な形となって発売を迎えることになりました。

このモデルはスカイマンのDNAともいえるベゼルを大きく、斜面を大きく取ったすり鉢状の文字板リングで視認性を高める特徴的なデザインを踏襲しています。

外形(ベゼル)42ミリは今では決して大きい部類には入りませんが腕につけてみるとけっこう迫力もあり目立ちます。

精悍なオールIPブラックめっきのみ300個の限定生産でケース9時側にNO.001/300~の限定番号が彫刻されます。

通常ケースバックに限定番号が入りますがケース横に入れるのは新しい試みで腕につけていてもシリアルナンバーが見えるというしくみです。

デザインのベースはパイロットウォッチを意識していますがこのモデルはエアーレースをインスピレーションしたもので6時側のインダイアルには飛行機のモチーフが印刷され小秒針はエアーレースをイメージした赤と白のプロペラとなっていて少しばかり遊んでいます。

風防は柔らかくカーブした硬質ミネラルですが表面にDLC(ダイヤモンドライクカーボン処理)を施し傷をつきにくくしています。またガラス内面に無反射コーティングをかけて視認性を高める工夫をしています。

以前に発表した段階ではケース3時側のリュウズプロテクトレバーをつけていましたがデザイン性と実用性を考慮しずいぶん悩んだ上でなくすことにしました。

パイロットウォッチとしての実用性を考えるとやはり日常の操作性に重点を置くことにしました。

同様の考えで文字板のデザインも当初よりずいぶんとすっきりさせ見やすさと立体感を意識しながら変更を繰り返しました。6時インダイアルを中心にカーブした放射状の一体プレス成形で9時側のインダイアルのリングや6時側のインダイアルは別部品の植え込みで立体感を表現し高級な仕上がりとなっています。

ムーブメントは国産のクロノで60分計のセンタークロノ秒針機能でレトロオグラード表示の曜日とディスクデイトつき、ベゼルの外周にタキメータ表示目盛りがあります。

ご存知の方が多いと思いますがタキメータはラリーなどの時に1kmのクロノ秒針の読みで平均時速が分かるものです。

スカイマン4がさらに進化したモデルですがスカイマンシリーズとしては初の10気圧防水で日常使いでの実用性はかなり高いと思います。

価格は限定のオールブラックを除き税込み3万円以下に抑えてありますので製品仕様から判断してもリーズナブルと言えるでしょう。

最終的にはすっきりとシャープなデザインにまとまり満足しています。

ブルーベゼルにブルー文字板を組み合わせたモデルはステンレスのベルトがうまくマッチングしていると思います。

今回のモデルのベルトの仕上げはシャープにきれいに仕上がっています。

ブルー文字板には白のセンター秒針を採用しました。

IPブラックケースの皮ベルト仕様です。

ベルトはケース勘合部にフィットさせたもので腕につけると一体感があります。

光沢を抑えた黒のカーフに白のステッチがスポーツモデルとしての印象を強調しています。