2016新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。
新年にあたりまして皆様のご健康とご発展をお祈り申し上げます。
今年は60年ぶりの丙申(ひのえさる)にあたるようです。
丙申の年は形が明らかになって実が固まっていく、つまりこれまで頑張ってきた人の努力が形になっていく年です。
皆様にとりましてもこれまでの努力が結果となって出てくるよう願っております。
昨年はイスラム国のテロや中東の不和などの世界の不安が増幅した年でした。
そして中国経済の減速、年明け早々の株の暴落、欧州の低迷など世界経済は今一つ元気がありません。
日本経済は徐々に回復している様子ですが専門家によれば2015年は期待ほどではなかったという見方もあるようです。
われわれ一般の人間にはまだあまり景気回復の実感はないですが2016年も景気の緩やかな持ち直しは続く見通しなので一刻も早く実感できるようになることを願っています。
さて昨年はケンテックス内部でも大きな改革と組織の見直しを行いました。
組織の若返りと人心の一新で2016年は新たなスタートを切る年になります。
新しい体制とエネルギーでケンテックスがさらに積極的にグローバルに活動しケンテックスのファンはもちろん時計ファンの期待にもっと応えられるようブランドの強化をしたいと思います。
ケンテックスブランドの理念である“いいものをリーズナブルに”をさらに一歩進め具現化していきます。
時計を単なる時刻を見る道具としてではなく、思い出のある大切なものとして親から子につなぐような、そこにドラマが生まれる時計づくりをこれからも続けていきたいと思います。
Time Crafted to Perfection.
人に感動され、永く愛されるいい時計を作りたい、その思いを形にするのが私たちの仕事です。
ケンテックスは時計の数を売ることを至上とするのではなくケンテックスのモノづくりに共感してくれるロイヤルファンを大切にしたいと思います。
それをより具現化するためのステップとして今年こそケンテックスがずっと持ち続けてきた念願の直営ギャラリー(ショップ)を実現する年にしたいと考えています。
新製品や限定品など実物を見たいという声はこれまでにもたくさん寄せられていました。
ケンテックスのコンセプトをより皆様に伝え、すべての時計がいつでも見られるようにするのが私たちの使命です。
クラフツマンやトウールビヨンなど値段が張るものになればやはり現物を手に取って触れてみないとなかなかその質感や良さが伝わりません。
できれば時計ファンの声を聞き、ファンとの交流を深めるコミュニティーの場にもしていければ最高ですね。
これからも皆様に愛される時計づくりを続けていきます。
今後ともケンテックスのご支援をよろしくお願いします。
最後になりましたが
皆様にとって今年一年が良い年になることをお祈りいたします。
橋本憲治