2023 新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。 2023年は卯年になります。 兎年は飛躍や向上の年と言われ物事の終わりや始まりを告げる出来事が多くなるようです。 昨年は引き続きコロナが私たちの生活に大きな影響を与え、廃業や休業などを余儀なくされた方も多くいたと…

私の履歴書 第二十回 ケンテックス陸海空のシリーズ化と高い完成度

21世紀の初め、日本では小泉劇場が始まった。 2001年4月小泉純一郎が自民党総裁選で圧勝、「自民党をぶっ壊す」「改革なくして成長なし」と分かりやすいメッセージで人気を呼んだ。 大相撲夏場所で22回目の優勝を飾った横綱貴乃花への賛辞「感動した!…

私の履歴書 第十九回 KENTEXの原点、こだわりと理念生まれる

1999年が終わりいよいよ西暦2000年が始まろうとしていた。 新千年紀の始まりということで世界では「ミレニアム」と騒がれた。 コンピューターが誤作動するのではないかと「2000年問題」が取り沙汰されたがほぼトラブルもなく2000年が始まった。 20…

私の履歴書 第十八回 海外ビジネス展開、バーゼルフェア出展とKENTEXブランドの始動

平成7年(1995)、日本を揺るがす大きな事件が起こった。 1月17日観測史上初の震度7を記録した神戸を中心とする阪神淡路大震災が発生。 多くの家屋が倒壊、死者は6400人を超えるすさまじい地震だった。 3月には東京霞が関を通る地下鉄で猛毒が撒か…

新型コロナに伴う緊急事態宣言発令について

皆さまごいかがお過ごしでしょうか。 中国武漢で起こった新型コロナが世界中で爆発的に拡大し予想もしない様相になってしまいました。 100年に一度あるかのパンデミックですが今世界ではニューヨークはじめ世界の主要都市でロックアウト(都市封鎖)とい…

私の履歴書 第十七回 時計OEMビジネスの拡大と日本オフィス設立

平成4年(92)5月、元気を取り戻し,家族との香港での生活が復活して心身ともに充実、香港でのビジネス活動を本格的に再開した。 このころ日本ではバブルが弾け株価低迷と地価下落の複合不況に突入した。 日経平均株価は平成元年(89年)末の最高値38,915円…

2020(令和2年)  新年のご挨拶

皆さま明けましておめでとうございます。 令和がスタートして2年目に入りました。 今年の子年をチェックしてみたら 十二支の1番目に「子」がきているように、子年を植物にたとえると新しい生命が種子の中にきざし始める時期で、新しい物事や運気のサイクル…

私の履歴書 第十六回 人生初の入院、そして復活

平成3年(1991) 6月5日朝、ついに体の不調が限界になり香港島セントラルにある日本語を話す医者Dr.William Chaoに駆け込んだ。 ドクターは私の目を覗き込み二、三話した後、ほぼ肝炎に間違いないとすぐに血液を採り検査に廻した。 結果が出るまで近くの店で…

私の履歴書 第十五回 香港で創業、悪戦苦闘のすえ業績を出す

平成元年(1989)5月19日 再び香港に戻り陳君と二人だけの会社を起動した。 荃湾(チェンワン)駅に直結した南豊中心の小さなオフィスはいくつかの机と電話、FAXがあるだけ。 6年前のセイコーの赴任時とは180度転換、会社のバックアップもなければ仕事もなく…

ただいま一休み、次の展開の準備中です。

皆さまこんにちは。 かなりスローペースの展開ですがこれまで私のプライベートにおつきあいいただきありがとうございます。 私の履歴書も14回を終了しようやく香港での起業となりました。 これからケンテックスのストーリーが始まります。 会社スタート時は…

私の履歴書 第十四回 課長昇任も退社、香港会社を設立

1988年(昭和63年)5月に帰任。 久しぶりに千葉県鎌ヶ谷の我が家に戻り5年ぶりの日本の生活が始まった。 不在の間、親戚の甥に住んでもらっていたが庭もだいぶ荒れていたので趣味の庭いじりをまた始めた。 少々笑い話になるが帰国早々子供たちが親を…

2019 新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。 今年は亥年、そして平成最後の年となります。私が子供の頃は母も含めてまだ明治生まれの方も珍しくなかったのでその頃よく「明治は遠くなりにけり」という言葉を耳にした記憶があります。その元号も大正、昭和、平成と移り…

私の履歴書 第十三回 ビジネスに目覚め独立を決意

赴任して2年が過ぎたころから仕事にも脂がのってきた。 3年目から帰任するまでの3年間は大いに会社に貢献したように思う。 自身の経験から海外赴任を振り返ると初めの一年ぐらいは新しい環境に馴染むまで時間がかかり二年目あたりからやっと自分の生活パ…

私の履歴書 第十二回 香港生活をエンジョイ

100万ドルの夜景と言われた香港島の山頂から見る夜景は現在ではさらに高層ビルとネオンが増えていっそう煌びやかになっている。1997年の返還後からすでに20年が過ぎた今(2018)、街も人も当時とは大きく変わったが返還前の香港を懐かしむ人は多い。赴…

私の履歴書 第十一回 香港赴任と家族での生活

昭和58年(1983)5月末、すでに盛夏となっている香港に到着した。啓徳空港で待ち受けてくれていた前任者と車に乗り込み会社に向かう車窓から見る景色は日本とは全く違うものだった。 日本では見かけないような細長いノッポビルが折り重なるように並んでい…

私の履歴書 第十回 家族、登用試験、邱永漢先生との出会い

結婚後は江戸川区小岩にあった社宅の入寮申請が通り、そこに移り住むことになった。 18歳で親元を離れてから都内のアパートを転々とした一人暮らしが長かったので二人での新生活にとても幸福感を感じた。 家に帰れば話し相手がいるし食事も作ってくれる。…

私の履歴書 第九回 学ぶ愉しさ 好奇心旺盛だった20代

私の履歴書 第九回20代は旅とカメラが私のメインテーマだったがそのころ何事にも好奇心旺盛だったので写真以外にもいろんなことに興味を持った。この項では仕事から離れたところで自分のやってきたことを思い出してみたい。振り返れば10代は何も分からな…

私の履歴書 第八回 時計外装部で技術を研鑽

昭和45年(1970)大学を卒業した年に大阪万博が開催され大阪まで見に行った。 どちらかというと写真を撮るのが目的だった。 が、その時見たはずのパビリオンの記憶がなぜかほとんどない。 たぶん行列が長くて実際あまり見てなかったのではないかと思う…

私の履歴書 第七回 写真家にあこがれる

話が少し遡るがこのころ写真に熱が入り本格的に突っ込んだのでこの項で触れておきたい。入社2年が経過したころ社員福祉の一環として写友会(写真部)があることを知った。 ある時見学させてもらったら面白そうなのでそのまま入会させてもらった。これがきっ…

私の履歴書 第六回 上京し第二精工舎入社、大学二部へ

昭和40年(1965)第二精工舎(現セイコーインスツル)に入社。故郷を離れ親元からも離れていよいよあこがれの東京に住むことになる。 当時、東京江東区亀戸に本社工場があった。大卒以外は地方出身の採用が原則なかったこともあり会社の寮には入れなか…

私の履歴書 第五回 高校時代、体操と写真

昭和37年(1962)入学試験に合格し宇都宮工業高校 精密機械科に入学した。 機械科や電気科が当時の花形だったが自分としてはカメラに興味があったので精密機械に惹かれた。 鹿沼から国鉄(JR)で一駅乗りそこからバスで通学した。高校では家に負担をか…

私の履歴書 第四回 体操に明け暮れた中学時代

昭和34年(1959)、皇太子(今上天皇)と美智子様のご成婚の年に鹿沼市立東中学校に入学、あこがれの体操部に入部した。放課後になると校内にある体育館でほぼ毎日のように練習した。入部してしばらくは体の柔軟訓練をやらされた。 マットの上で開脚し…

私の履歴書 第三回 小学校へ

昭和28年(1953)鹿沼市立北小学校に入学。当時はまだ食糧事情が悪く栄養が行き届かない時代だったので貧弱な子が多く体の大きい肥満児が健康優良児として表彰される時代だった。 私は体が小さいうえに早生まれなものだからクラスでも席はいつも前のほ…

 第二回 出生、父の面影なし

昭和22年(1947年)3月、私は栃木県鹿沼市で父清作、母フキの五男として生まれた。五人兄弟は当時としてはめずらしくないが男子ばかりというのは少ないだろう。 昭和22年5月に今の新憲法が施行されたので憲治という名前の由来となったようだ。戦争と…

(私の時計造り人生記)私の履歴書 第一回 人生を振り返る

私の部屋には最近撮った二枚の写真が飾られている。一つは今年三月香港で私の古希の食事会をした時の現地スタッフに囲まれた写真。 もう一つは長く仕事を共にしてきた日本のベテランスタッフと私を精神的にサポートしてくれた兄夫婦たちとの写真だ。香港にke…

はしけんブログの復活  ”私の履歴書“スタート

しばらくのご無沙汰でした。 2016年のご挨拶いらい止まっていましたがまた“はしけんブログ”を復活します。一昨年いらい会社組織の見直し変更や人の移動がありました。 それに伴って昨年ホームページの内容も刷新、その時点でしばらく“はしけんブログ”の…

2016新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。 新年にあたりまして皆様のご健康とご発展をお祈り申し上げます。今年は60年ぶりの丙申(ひのえさる)にあたるようです。 丙申の年は形が明らかになって実が固まっていく、つまりこれまで頑張ってきた人の努力が形になっ…

機械式時計の魅力

機械式腕時計の魅力 (ETAムーブ搭載ビンテージモデルの紹介)ケンテックスは今、機械式腕時計に力を入れているブランドですがそもそも機械式の魅力って何でしょうか? あらためて機械式時計の魅力を探ってみたいと思います。時を刻む小さな宇宙。これは…

ケンテックスの最高傑作 クラフツマン

チタン、カーボン、セラミックなど複合素材を採用した次世代ハイブリッドプレステージモデル。まさしくクラフトウォッチと呼ぶに相応しいのが昨年末から発売をスタートしたS526X新クラフツマンです。 発表後数ヶ月が経過しましたがこれまでに数多くの時計愛…

2015年 ご挨拶

明けましておめでとうございます。2015年の干支は未(ひつじ)です。 羊は「祥」に通じ、中国の吉祥動物の一つです。 群れを成すところから家族の安泰を表すとされ、いつまでも平和に暮らすことを意味しています。 昨年はケンテックスの創業25年にあた…