2013年 ご挨拶

明けましておめでとうございます。

今年は巳年です。
巳は胎児の形を表した象形文字で蛇が冬眠から覚めて地上に這い出す姿を現しているとも言われ『起こる、始まる、定まる』などの意味があるそうです。
また蛇は脱皮することから『再生、復活』を連想させます。
新しいことが起こるそうで案外縁起のよい年のようですね。

政治の世界でも昨年末に政権が変わり『経済を復活させ元気な日本を取り戻す』というメッセージが出ています。
私も早く日本の景気が良くなることを誰よりも強く期待する一人です。

さて振り返ってケンテックスですが、昨年は六月に当社運営のケンテックスダイレクト(ショップ)が加盟総数29110店舗の中から名誉あるネットショップ大賞(ジュエリー、時計部門で一位)をいただきました。

日頃からお客様の立場に立って誠意を持って対応させていただいておりますがそれが皆様の評価にもつながり光栄にもこの賞をいただいたものと受け止めています。
これに甘んじることなくこれからもますます精進して皆様のご満足を得て一人でも多くのケンテックスのファンを増やすことが出来るようにがんばります。

また昨年は国産メカシリーズ開発の二年目となり一昨年に続き新たなシリーズを次々と開発し新作が豊富な年となりました。

ランドマンタフやスカイマンパイロットの新バージョンのほかに4月にはE546Mエスパイアクティブを発表しました。
これは国産の高性能ハイビートマルチムーブを塔載したモデルでクラシックながらスポーティなデザインを取り入れた新作で各88個の2デザインでしたが短期間でほぼ完売となってしまいました。

10月のブルーインパルス(S683Mチタンオールブルー)も大きな反響が出ました。オールブルーは冒険でしたが今も人気です。

そして年末のS706Mマリンマンシーホースの発売によって陸,海、空すべての日本製自動巻きシリーズが出揃いました。
シーホースは私自身もかなり満足のいく出来上がりとなりました。
おかげさまでこのモデルは皆さんからもたいへんな好評をいただいております。

これからも名実ともに日本の時計メーカーとしてレベルを上げ、その中味を充実していきたいと考えております。


さて話は変わりますが2月に新たなコンセプトによる新KTXシリーズ スーパーバブルスリムを登場させました。
これはケンテックスの弟ブランドとして企画されたものですがミニマルで洗練されたデザインをコンセプトに比較的若い人を対象としたケンテックスの入門編ともいえます。
ケンテックスはどちらかというと専門性(性能、機能)の高いプロ向けの時計や時計ファンを意識したものづくりを行っていますがKTXはデザインも重視しながら価格的にも気軽に腕につけてもらえる時計になっています。
どちらもあまり流行に捕らわれ過ぎず独自のコンセプトを大切にする理念は共通しています。


さて今年のケンテックスはどうでしょうか。
さらにメイドインジャパンのメカシリーズを充実させながら今年はレディスモデルの開発に挑戦したいと考えています。
以前からレディスはないのと言う声もありましたのでそろそろその声にも応えていきたいと思います。

ケンテックスというと男の時計というイメージですがケンテックスがレディスを造ったらどうなるか。
楽しみにしていてください。

そして最後に今年は巳年で新しいことが起こる(かもしれない)年ですね。
いよいよケンテックス待望の直営店がもしかしてできるかも。

ケンテックファンの方にとって新モデルは当然のことながら、すべてのケンテックスモデルが見たいときに見られることはとても大事なことではないかと思います。
そしてケンテックスというブランドの世界観を伝えることが重要だと痛感しております。
そういう場所を用意することは私たちの役目ではないかと思っています。

2013年のケンテックスにご期待ください。