トリチウムガス管の視認性の実験

暗闇の状況の中で実際にどの程度視認性があるのか実験してみました。

1.試料;トリチウムガス管を使用したクラフツマンと比較対照の意味でランドマンミリタリー(黒文字板)の2個です。

2.照射;曇り日でしたが約一時間程、室内窓の近くで蓄光

3.暗闇状況設定;室内で黒い布で覆い暗い状況を設定。

4.撮影;NIKON D80 MANUAL

撮影スタート朝10;22です。

こんな感じに並べて撮影です。右がクラフツマン。

一時間経過後;まだ蓄光の視認性はあります。

約二時間半経過後;露出の関係で実際より少し暗く写ってますが何とか蓄光の時刻はまだ読めます。

約四時間半経過後;蓄光はほとんど肉眼で時刻の読み取りはできなくなりましたがトリチウム管ははっきりと時刻が分かります。12,9,6時は蓄光のため見えなくなりました。

約七時間経過後;トリチウム管は継続して発光しています。

八時間経過後ですがこの後はずっとこの明るさが持続します。

実験結果所見;

実験スタート直後の段階ではスーパー蓄光はかなり明るく時刻がはっきり読み取れる。

明かりを取り込む蓄光状態でのばらつきはあると思われるががかなりな暗闇の状況下ではスーパー蓄光の場合2時間で見えにくくなり、4~5時間ではほとんど時刻の読み取りが難しくなるがトリチウム管の場合は完全に真っ暗な状況の中でもはっきりと時刻を読みとれることが確認できた。

またトリチウムの自発光は約20年以上も継続する。